みなさま、こんにちは。管理栄養士の岡田です。今年も寒さを感じる季節がやってきました。
冷えた身体を内側から温めるために、温かいスープを召し上がる方も多いかと思います。
そこで、今回は「身体の芯まで温めるスープ」についてお話いたします。

<実は簡単なスープ料理>

「スープ」と聞くと、コトコト長い時間煮込んで作られたものをイメージしていませんか?しかし、そんなことはありません。器に、鰹節、味噌、レンジ加熱した好みの具を入れ、そこにお湯を注ぐだけで、味噌汁が作れてしまうくらい簡単です。コンソメスープの素、中華だしの素などを使えば、洋風スープ、中華スープも簡単に作れます。確かに、煮込んだ方が食材の旨味が出て美味しさが増すこともありますが、このように、簡単にスープを作る方法もあると思うと気が楽になりますよね。

<食材を組み合わせて温活効果アップ>

栄養素は、ただ1つを積極的に摂取するよりも、その作用をサポートする栄養素を一緒に摂取する方が、効率的に活かすことができます。身体を温める作用も、例外ではありません。そこで、オススメの温活に良い組み合わせをご紹介いたします。

エビ+アボカド


アボカドに豊富に含まれるビタミンB6は、エビに含まれるたんぱく質の吸収を助ける栄養素です。
たんぱく質は、熱を産生する筋肉の材料となるので、温活にもとても重要です。
また、アボカドに含まれるビタミンEは血流を良くする働きがあり、体が温まります。
アボカドのポタージュスープにエビを加えたり、エビとアボカドを具にしたコンソメスープ、ミネストローネなどがおすすめです。

トマト+にんにく+玉ねぎ


トマトは、水分やカリウムが豊富なので、利尿作用があります。排尿によって体の熱は奪われます。
しかし、血行を良くする効果が期待できる匂い成分(アリシン)を持つにんにく、玉ねぎと組み合わせれば、体が温まるスープが作れます。
ミネストローネや中華スープにすると美味しいですね。

いわし+じゃが芋


いわしのように鉄分の多い食材と、じゃが芋のようにビタミンCが豊富な食材を合わせると、ビタミンCによって全身に酸素を運ぶ役割を担う鉄分の吸収が良くなりますし、ビタミンCの毛細血管の健康を保持する働きにより、体の末端まで熱を行き渡らせることができます。いわしのつみれとじゃが芋の味噌汁なども良いでしょう。

発酵食品をプラス


発酵食品は、体内の代謝を良くし、体温を上げてくれます。味噌は、発酵食品ですので、味噌汁は、温活スープと言えますね。
他にもキムチは、血行促進作用のある唐辛子が含まれていますので、体が温まります。
豆腐とキムチを具にした味噌汁、キムチスープなどはいかがでしょうか。アリシンを含むニラも加えると、彩りも良くなり、美味しさも増します。
しかし、唐辛子には発汗作用もあり、食べ過ぎると、逆に熱を放出してしまいますので注意が必要です。

香辛料をプラス


香辛料の中には、温活の助っ人となる物もあります。例えばシナモンです。シナモンは、全身の血流を良くする働きがあります。
ビタミンEや食物繊維が豊富な南瓜でポタージュスープを作り、アクセントでシナモンをプラスするのもオススメです。