みなさま、こんにちは。管理栄養士の岡田です。今回は、授乳中の食事・栄養バランスについてお話します。出産後は、なるべく母乳で育てたい!そう考えるママも多いのではないでしょうか?母乳育児は赤ちゃんにとってもママにとってもたくさんのメリットがあります。

【1】 完全栄養食

母乳はビタミン、ミネラルなど赤ちゃんに必要な栄養成分がバランスよく含まれている完全栄養食です。質の良い母乳を出すためにはママの日々の食事が大切になってきます。

【2】 感染を防ぐ成分がたっぷり

産後に免疫物質がたくさん含まれる「初乳」が出ます。この初乳は、細菌やウィルスの侵入を防ぎ、大腸菌に対して強い抵抗力を持つラクトフェリンというタンパク質を多く含んでいます。

【3】 赤ちゃんとママのきずなを深める

赤ちゃんにとって授乳時間は単なる食事の時間というだけではなく、全身でママを感じる時間でもあります。

授乳中の食事について

妊娠中は赤ちゃんやご自身の体重管理、体調管理のためにバランスの良い食習慣を心がけてきたかと思いますが、授乳中もこれは変わりません。母乳はママの血液から作られているので毎日の食事はとても大切です。基本の主食(ご飯やパン、麺類など)主菜(肉、魚、卵、大豆製品など)副菜(野菜、きのこ、海藻類など)を揃えてバランスの良い食事をベースにプラスして以下のことに気を付けていきましょう。

【1】 嗜好品

コーヒーや紅茶、緑茶などに含まれるカフェインの摂り過ぎは乳汁分泌が減少すると言われています。飲み過ぎなければ問題はありませんが、なるべくノンカフェインのものを飲むのがおすすめです。

【2】 脂っこい物

脂質を多く摂ると乳管が詰まりやすくなり乳腺炎の原因となることもあります。肉の脂身、揚げ物、甘いお菓子などは控えましょう。

【3】 アルコール

健やかな赤ちゃんの成長のためには、控えた方がよいでしょう。ストレスがたまるようであればノンアルコール飲料を活用して気分転換をしましょう。

母乳のためにもバランスの良い食事を心がけることは大切ですが産後のママはしっかりと休養をとることも大切です。一口大のおにぎりを用意しておいたり、具だくさんのスープを多めに作って作り置きしておくのもおすすめです。味噌汁やスープにタンパク質が摂れる肉、卵、豆腐などとビタミン、ミネラルがとれる野菜、きのこ、海藻類を入れて煮込めば汁物とご飯だけでも立派なバランスのよい食事となります。母乳を出すためには水分を多く摂ることも大切なので汁物は水分補給にも役立ちます。最近では、下ごしらえの不要な半調理食材も温めるだけの惣菜も見かけるようになりました。上手に活用して母乳育児を楽しみましょう。